大久保 南国マッサージ パラダイス [大久保]
夜中の仕事を終える。楽しくはないがこの仕事がないと生活は途端に不安定になる。
その日は明け方の5時に終わった。
なんだか冒険したい気分だった。冒険したい気分だったが、時間が微妙で、営業時間の長い店も早朝5時まで、という場合が多いと思う。マッサージいかが、という客引きにはちょっといやな思い出があるので、どうしようか考えながら、早朝の新宿を歩いた。
普段なら新宿駅から帰るだけだ。
私は当てもなく歌舞伎町方面へ歩き出し、考え事をしながら職安通りのドンキホーテでハンドソープや歯ブラシなど買う。
考え事は色で言うと気色悪いピンク色なので、発想が豊かになることを期待して愉快なパッケージのドリンク剤など買う。結果から言うと効いた体感はなかった。
職安通りから大久保方面へ抜ける路地を歩く。
すると24時間営業というエステ店を発見。こういう店もあるのか、と蒙を啓かれる。
私は近くのネットカフェで検索を開始した。こういう時ipad的なものがあればいいのだな、と思う。
好きなタイ系のお店に24時間営業はなさそうだった。デリバリーならあるのかもしれないが、この付近の店舗型では見つけられず。バンコクマッサージ屋という一店があったが、新橋まで行くのは面倒だった。
それでいくつかある、洗体や中国エステの24時間店から選ぶことにした。
目を引いたのは、大久保駅南口のすぐ前にある南国マッサージ。国籍不明(台湾式らしい)というか正体不明で、サイトの作りも稚拙な感じがして妖気計がピクピクする。
古い情報では、よからぬ期待もできると言うし、大御所捜査官の情報によると元日の早朝すら営業していると言う。元日早朝に捜査する氏へ畏怖の念を禁じえない。氏自身、自嘲されていた。
果たして大久保駅南口に南国マッサージはなかった。パラダイスというかっこよくも下世話な感じの看板が掲げられ、南国の楽園は資本の手に落ちたのだと私はわなないた。
念のため南国マッサージの電話番号にかけると、やはりパラダイスへつながる。
時空がねじれている。
ねじれた時空を貫くのは、人生ではじめて登る階段。
ドアをあけるとすでに階段が始まっていた。な…何を言っているのかわからねーと思うが、とポルナレフ気分で受け付けへ。
大久保 パラダイス
訪問時期失念:おそらく2010夏ごろ
疲れた男性店員がメニューを出す。
お勧めは120分11000円のコース(シーツ代500円別)。
安い気はする。このような場合、コストパフォーマンスの悪そうなコースの方が当たりだったりするのだろうな、と思ったが、密着回春系の店は初めてだったので、健全に試すのも悪くなかろうと、薦められたコースを選択。
癖のある顔立ちだがまあ悪くはない、という感じの嬢。
小さいパンツを履かされ洗体。特にどうと言うことはないが、仕事終わりなので体を洗ってもらえるのはありがたい。パンツは小さいので勃起するとバカみたいな図ではみ出るが、もう~、と嬢はそれなりに相手をしてくれる。
個室。広く清潔。
マッサージ開始。タイ式に比べれば、圧力などないに等しいが、リラックスできると言う意味で、これはこれで気持ち良い。密着され、尻や胸が当たるのはありがたいが、手で施術される方が気持ちいい。
こちらからさわろうとすると、腕を固められそれが施術と一体になっている。合気道の発祥である。
股の中に顔を突っこんでも手の動きは殺されるので、殺生。これが回春か。
施術も佳境。袋の周りなどをオイルでさわられる。腰が浮くって慣用句そのまま。触れるか触れないかのあわいを指が走る。背中を性感帯にされ火照り、脳からじゅっと何か出る。
そこから解放されるためには自分で自分を殺さなければならない。
プライドの高い私は、切腹を選ばざるを得ない。
ナイフは自分で持たなくてはならない。
血を受ける布を彼女はかまえている。
血のりのポンプ故障がスプラッタ映画の起源だと聞いたことがあるが、嬢はスプラッタ映画に爆笑して、故障したポンプを叩いた。無慈悲。
帰り際に嬢が自らの名を囁く。この演出は好みだ。
洗体して終了。
恐るべき階段を降りると、通勤へ向かう人の群れ。自涜で汚れた私は気絶したふりをした。気絶しながら歩いたのである。
中国語を学んで楽しいエステライフを
その日は明け方の5時に終わった。
なんだか冒険したい気分だった。冒険したい気分だったが、時間が微妙で、営業時間の長い店も早朝5時まで、という場合が多いと思う。マッサージいかが、という客引きにはちょっといやな思い出があるので、どうしようか考えながら、早朝の新宿を歩いた。
普段なら新宿駅から帰るだけだ。
私は当てもなく歌舞伎町方面へ歩き出し、考え事をしながら職安通りのドンキホーテでハンドソープや歯ブラシなど買う。
考え事は色で言うと気色悪いピンク色なので、発想が豊かになることを期待して愉快なパッケージのドリンク剤など買う。結果から言うと効いた体感はなかった。
職安通りから大久保方面へ抜ける路地を歩く。
すると24時間営業というエステ店を発見。こういう店もあるのか、と蒙を啓かれる。
私は近くのネットカフェで検索を開始した。こういう時ipad的なものがあればいいのだな、と思う。
好きなタイ系のお店に24時間営業はなさそうだった。デリバリーならあるのかもしれないが、この付近の店舗型では見つけられず。バンコクマッサージ屋という一店があったが、新橋まで行くのは面倒だった。
それでいくつかある、洗体や中国エステの24時間店から選ぶことにした。
目を引いたのは、大久保駅南口のすぐ前にある南国マッサージ。国籍不明(台湾式らしい)というか正体不明で、サイトの作りも稚拙な感じがして妖気計がピクピクする。
古い情報では、よからぬ期待もできると言うし、大御所捜査官の情報によると元日の早朝すら営業していると言う。元日早朝に捜査する氏へ畏怖の念を禁じえない。氏自身、自嘲されていた。
果たして大久保駅南口に南国マッサージはなかった。パラダイスというかっこよくも下世話な感じの看板が掲げられ、南国の楽園は資本の手に落ちたのだと私はわなないた。
念のため南国マッサージの電話番号にかけると、やはりパラダイスへつながる。
時空がねじれている。
ねじれた時空を貫くのは、人生ではじめて登る階段。
ドアをあけるとすでに階段が始まっていた。な…何を言っているのかわからねーと思うが、とポルナレフ気分で受け付けへ。
大久保 パラダイス
訪問時期失念:おそらく2010夏ごろ
疲れた男性店員がメニューを出す。
お勧めは120分11000円のコース(シーツ代500円別)。
安い気はする。このような場合、コストパフォーマンスの悪そうなコースの方が当たりだったりするのだろうな、と思ったが、密着回春系の店は初めてだったので、健全に試すのも悪くなかろうと、薦められたコースを選択。
癖のある顔立ちだがまあ悪くはない、という感じの嬢。
小さいパンツを履かされ洗体。特にどうと言うことはないが、仕事終わりなので体を洗ってもらえるのはありがたい。パンツは小さいので勃起するとバカみたいな図ではみ出るが、もう~、と嬢はそれなりに相手をしてくれる。
個室。広く清潔。
マッサージ開始。タイ式に比べれば、圧力などないに等しいが、リラックスできると言う意味で、これはこれで気持ち良い。密着され、尻や胸が当たるのはありがたいが、手で施術される方が気持ちいい。
こちらからさわろうとすると、腕を固められそれが施術と一体になっている。合気道の発祥である。
股の中に顔を突っこんでも手の動きは殺されるので、殺生。これが回春か。
施術も佳境。袋の周りなどをオイルでさわられる。腰が浮くって慣用句そのまま。触れるか触れないかのあわいを指が走る。背中を性感帯にされ火照り、脳からじゅっと何か出る。
そこから解放されるためには自分で自分を殺さなければならない。
プライドの高い私は、切腹を選ばざるを得ない。
ナイフは自分で持たなくてはならない。
血を受ける布を彼女はかまえている。
血のりのポンプ故障がスプラッタ映画の起源だと聞いたことがあるが、嬢はスプラッタ映画に爆笑して、故障したポンプを叩いた。無慈悲。
帰り際に嬢が自らの名を囁く。この演出は好みだ。
洗体して終了。
恐るべき階段を降りると、通勤へ向かう人の群れ。自涜で汚れた私は気絶したふりをした。気絶しながら歩いたのである。
中国語を学んで楽しいエステライフを
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