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練馬 ナッタワン [練馬]

最近金が無い。

なんでだろう。


ところで、3月には、おそろしい災害があった。
いまさらな話題にも感じられるが、それは東京に暮していて、なんとなくメディアの影響を受けているからで、実際には何も回復していないし、今回の地震を契機にして何か変革が起きそうかと言えば、少なくとも顕在的ではない。


別に、そういう話題を書こうとしたわけではなく、3月11日を起点に、本ブログの止まった時を取り戻させてもらおうという枕詞です。

実際、私の実家は北東北の太平洋側で、他人事ではないのですが、実家のばあちゃんは、地震から数日し、物流の止まった山奥で、炭で暖を取りながら、こっちは山奥だから津波も来ないし土地も頑丈だ、それより東京こそ気をつけろ、と電話をくれました。


目に見えない放射能など、どれだけ潜在的に被害をうけてるのかは分かりませんが、ところで、地震以後2か月ほど、私は収入が半減したのでした。目に見える影響です。


雇われたり、自営したりあちこちなのですが、副業的にやってるちょっとした貿易は、地震以後、近況をたずねられるばかりで、取引にいたらない連絡ばかりとなり、バイトしてる会社は旅行客に金をもらってるので、大打撃を受け、私は勤務日数が半減。



6月くらいからはほぼ回復したのですが、収入半減時には、クッションとなる貯蓄もなかったのでいま、ツケを払ってる感じ。




久しぶりに平常時並みのお札を見ると、それが素通りしてツケの支払いに回るのがとても歯がゆい。
と思って、6月頃からのマッサージ通いを振り返ってみたら、2週に1度くらいは行ってた。
結構じゅうぶんなんじゃないの?


さて、三月の災害は、アジアンエステにも少なからぬ影響を与えたと思う。

その影響かは特に聞かなかったけれど、わりとひいきにしていたタイマッサージ店は店名を替えていた。





練馬 ナッタワン (ナッタポーン)



お店を訪ねたのは確か5月末。
その時はウェブサイトはナッタポーンで、雑居ビルの看板はナッタワンだった。



ママにやってもらう。もう一人くらいいるようだが、以前までレギュラーだった若手2人(30代くらいだけど)は店をやめてしまったらしい。

オイルは基本的にママにしか当たったことがないが、タイ式に関しては、正直に言うと、弟子なのかもしれないけど若い人の施術の方が好みだった。


一人は大柄で、器用な感じではないが、体全体を梃子にするマッサージでは長身はアドバンテージで、実際体格が活きていた。

もう一人は中肉中背、結構巨乳で、異常に力が強い。私は、体が柔らかく、強揉みが好きだが、壊されるかと思った。しかし、ツボをとらえて的確。


まあ、仕方ない。

ところで、ムフフマッサージはある。さわさわ。

ムフフはお願いしないので、どうなのかは知らない。



ところで、以前、たしか大晦日の昼に行ったのだけど、さわさわされて、たっていたら、ママが何事かタイ語を言い、嬢(剛力)がカーテンを開けて入ってきて、タオルを剥がし、笑い、何事か言い、もう一人の嬢(大柄)も見にやってきて、ママは友達だから大丈夫、と意味がわからない感じのことを言い、わたしはどさくさで剛力の乳を揉んだ。





思い出はいつもセンチメンタルとは限らない。



義理は感じるけれど、今後どれだけ通うかはちょっとわからない。

練馬 健康マッサージ 星 [練馬]

夏ごろから看板は出ていた。

健康マッサージ星(ほし)。

最近になって、ウェブサイトが出来、そこではスターという店名。
韓国エステ。


練馬駅から千川通りを西へ。進行方向左。


ちなみに千川通りを全く逆へいくと、舞というなんか有名?な韓国エステがあっていまはひまわりになっている。

なんとなく良からぬ気分を股間に抱えていて、そういう期待をして夜中2時ころ、予約なしで。


ぼろっちいエレベータ。

着くと、けっこう美人な店長がソファへ案内。客は他に居ない。


この周辺の韓国エステはネット料金を無視する、というレポートがあったが、はたしてそうだった。

ネット:90分15000円→「ネット見た」→12000円
実際は:90分18000円→「ネット見た」→15000円


下のマッサージもサービスするから、と眠そうに小声で独り言のように呟く。

練馬 健康マッサージ 星  star
2010年10月ごろ



サイトにはいない、みゆさんが担当。




なかなか良いスタイルだが、お顔のシワなどが年齢を表していて、なんというか、小学校の中堅先生、という感じ。


水着を着ている。

板仕切り、入口カーテン。

体を洗ってもらう。

サービスからがいい?と言われ、どっちでもよかったが、回数出来そうな気がして、サービスから。

照明を落とす。演出としては好きだ。


脱ぐ。おっぱいは良い感じ。


日本語能力かなり高い。
初めてのお客さんが初恋の人で、とロマンチックな思い出話など。


2人で寝るには狭い施術ベッドで、ぐにゃぐにゃ。指を入れようがキスしようが構わないようだ。

ゴム代に3000円かかります。

うちは基盤はないから内緒の3000円らしい。


私の体質により時間がたくさん余ってるので、アカスリをたのむ。

アカスリは明日香での一回しか経験が無いが結構上質な施術だと思う。
ぼろいビルだが、お湯は充分温かい。


部屋に戻って、マッサージ。

クリームと熱い蒸しタオルをぜいたくに使うマッサージは、かなり上質だと思う。
力も強く、気持ちよかった。


マッサージに意外と時間を使いそこでおしまい。


電話番号を渡され、あらかじめ電話してくれたら、料理を用意して待っていてくれる、という。

たぶんこの嬢なら本当にそうしてくれると思う。



ちょっと時間配分間違えたな、と思ったけど、それは嬢の責任にはならなそう。
サービス、のとき、嬢は受け身なので、そこに何分割くかはこちらの裁量っぽいから。

ちょっと高いと言えばそんな気もするが、施術自体のレベルは高いと思いました。

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練馬 カジュアル②③ [練馬]

夏は夏休み学生を相手に、塾や家庭教師業は稼ぎ時に出来る。
肩は凝っていたが、暑いと凝りが解消される体質の私は、生徒に紳士にものを説いた舌の根も乾かぬうちに、例の店へ行くことにした。

週末で往来の人波にも勢いがあったため、深夜営業の喫茶店で予習復習など済ませ、終電のタイミングで電話を入れた。

ちょうど空いた、というので入店する。


練馬 カジュアル 2回目


サワディ・クラーップ。

自慢の発音がほめられない。


流れは初回とまったく同じ。


今回はモノをほめられた。特別にどうという代物でないことはわかっているが悪い気はしない。

可愛い人ではあったが、マッサージはまったくだめだった。家で妹にやってもらう方が気持ちいい。

溜まったタイミングで行くせいだが、風俗店で量を笑われたり喜ばれることがある。そのうち礼儀として溜めて行くようになった。

その日は、笑われて「一年ぶり?」と言われた。ギャグとしてはいいギャグだと思う。







夏は体調がいいので、すぐ回復する。

数日後また行った。

練馬 カジュアル 3回目


この店は初回に会員カードを渡され、5回いくと6回目が1000円引きになるようだ。
そのスタンプに、担当嬢が記載される。そして特に指名しない限りは前回と違う嬢を当ててくれる、と思う。
と言うのは三回目、受付氏が私のカードを見て、実は今日、前回担当のMちゃんか、もう一人、臨時の嬢か、この二人しかあいていない、と言う。しかし、この臨時の嬢は、歳イっちゃってるんです、サービスは悪くないんですが、こういうことは前もって言っとかないと、と言う。


私は、皮肉のつもりは全くなく、屈託なくどちらの方か、と聞いた。前回のサワディ・クラップの疑問。

受付氏は少しぎくっとした調子だったが中国です、と言った。

優先すべきはコンセプトより内容、ということだろう。

私はその臨時の方を希望した。冒険好きですね、と笑われた。

誇らしかった(アホ)。


別に歳がいってる、という感じはしなかった。
しなかったが、あそこが年季を感じさせる気はした。

ウルトラマンは二回戦いたい、という旨を伝え、そうしてくれた。
口がすごく上手かった。


このお店は基本的にいろいろ自由なのだと思う。
二回目来訪時の帰り際、近くの部屋から、「お客さん、これ腰痛いよ!」と悲鳴が聞こえた。

私が言うことではないが、優しくしろよ、と思った。


タイの人は生活にマッサージがあるのか上手い気がするので、やっぱり少しでもマッサージ時間のある店ならタイ仕込みの施術を受けたい。
そう思いながら、数日後中国式の店に行くわけだが。

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練馬 カジュアル [練馬]

王様は裸だ、と言えるのは、共同体のコードに染まっていない子ども、あるいはコードを理解できない特殊な人、あまのじゃくを自称する実はどっぷり俗物な人、そういう人たちだと思う。
そういう人たちは、ある場合には魅力的だ。

言ってはいけないことを言ってしまった罪で逮捕される、という世の中は、近未来、過去のある時代、現在のどこかの国、いずれにせよイメージしやすいものだと思う。

監獄の友人に私たちは手紙を書かなければならない。
検閲をすりぬける暗号に、情報を載せなければならない。情報は緻密で、読む彼を勇気づけるものでなければならない。
果たしてそのような手紙を書くことが出来るだろうか。



大げさでした。

書くのがはばかられるお店だったのでそんな枕詞。

とは言え、2010年のうちになくなってしまったお店です。
その後、そのテナントには、パイリン、という店が入り(未訪問)、それ以後から2012年9月現在までは、ローズというお店です。



その日私は溜まっていた。
溜まっているという自覚とともに思いだされる記憶がいくつかある。
例えばそれは、高校時代のバス停留所。
並んでバスを待つのは、私と、私の前に立つ20代後半程の女性。今にもその女の尻を鷲掴みにしようとする左手に、我ながら恐れを抱いた
前科はまだ無い。

あれからおよそ10年。分別が付いたのか体力的な問題か、そういう症状はなく、私は目がつぶれるほどネット検索していた。アジアンエステ店を。

これでは無為に時間が過ぎるばかりだ。書を捨てよ、街に出よう、とありきたりにつぶやいた。

溜まっていることは悪いことではない、と思うのはこういう時だ。

家と職場を合理的に往復するのは、なんだか去勢されている。

ずんと重たい爆弾を抱え(2個)、らんらんとした目で不合理に路地をさ迷い歩く。野良猫にも立ちんぼにもあいさつしちゃうぜ。


とはいえ夏も近づいてきた、暑い日中だった。日陰が恋しい。私はもう少し日蔭者っぽく冒険することにした。
あやしげなビルに入って、階段で各階を見て回るのである。なかなか犯罪者っぽい。

それである店を発見した。ビルの入り口や外観には看板をだしておらず、ドアの前に看板を掲げている。
私は電話番号を控え、一度外に出た。


喫煙所で一服し、電話をかける。


「ありがとうございます!」


ズコー。店名を名乗らない。

こいつ、やましい!ステキ!

すぐ腹を決め、やっているかと聞くと、やっているという。

始めて行くのだが、とあいまいに言う。場所が知りたいともコースが知りたいとも言わなかった。

すると場所を説明してくれた。知ってるけど。



ドアを開けると男性が受け付け。

感じの良い接客の裏に過去の修羅場を感じさせる。嘘。

ワールドカップか何かの世間話をしながら、メニュー表を差し出される。



練馬 タイ式リラクゼーション カジュアル

訪問時期:2010ワールドカップのあたり。




うちがどういう店かご存知?と言われ、口にさせるのが無粋なようではばかられ、ええなんとなくは、と答える。

「ありがとうございます」


最もスタンダードと思われる60分10000円。先払い。


カーテンをくぐるとそこからは担当嬢が案内してくれる。せまい個室が6つぐらいはある。


個室は入口がカーテンで、板仕切り。施術フロア全体に音楽が鳴っていて、ジャンルがあるとすれば、ピンク宇宙。音楽好きを自称する私としては、この音楽は何か、と聞くべきだった。

部屋で脱衣させてもらい、バスタオルをまいてシャワーへ。


パンツを脱ぐと少し血が入り始めている珍棒をふふふと握ってくる。
嬢も脱ぐ。小柄で褐色、固く張っている乳房と、手入れのないごく普通さが好感な陰毛。

嬢が、お客様シャワーです、などと伝えることで、狭い施術フロアで他の客とのバッティングをさけることができる。とはいえ、この時点では私一人、その後おそらく一人入店、という具合だった。


狭いシャワーブースで2人、シャワーを浴びる。全身を彼女が洗ってくれる。当然、そこは念入りに。

ボディーソープにラベルはなく、薄められてもいないが、石油のような匂いがある。殺菌が目的のものかもしれない。

部屋に戻ると、仰向け。

「気持ちいいマッサージからしようか」

日本語はとてもうまい。
堪能な日本語を話す口でまず気持ち良くしてくれる。

攻守を替わる。

元気さをほめてくれる。元気なウルトラマンはカップ麺を食べにすぐ星へ帰る。

マッサージはつぼをとらえて結構うまい。会話からも彼女自身タイマッサージへよく行くようだ。お勧め店を聞きそびれる。


肩周りを揉み始めてすぐに、マッサージ慣れてるね、と言われる。くすぐったがらないもん。

嬢の爪が肩でつまずく。マイペンライ、と言うと、優しい、というタイ語を教えてくれる。チャイディー、だったかな。

仰向けになり、ウルトラマンを呼んでくれる。帰ってきた。時間いっぱい戦わせてくれるようだ。


最後に2人でシャワー。肩幅をほめられ、最終的な店の印象も好印象なものとなる。


男性店長に見送られ帰る。

どうでした?

いいお店だと思います。

ありがとうございます。


交渉などは全く必要ない店。



訪問は計三回。指名に関していくつか思うところがある。
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練馬 チェンライ2/メンライ [練馬]

このお店を書こうかどうしようか、なぜかはばかられるのは、たぶん一度しか行ってなくてお店の雰囲気をはかりかねているせいだろうと思う。私のブログに影響力はないが、それを理由にするのは嫌な感じ。


ただ、幸い多分見つけにくい。サイトもあるがヒットしにくく、場所も駅から微妙に歩く。
一階がタイの飲み屋さんで、その上の階でマッサージを受けられる。目印は有名なカレーチェーン店。


このお店の魅力は価格。タイ式2時間が7300円。


2010年になったばかりの真冬だったと思う。
辛いカレーでも食べて温まろうとふらふら歩いていたら、青い光を放つスナックを見つけ、店に顔を寄せるとタイのお店。タイ料理食べたいな、と思ったが、カラオケが聞こえ、メシのためだけに入る雰囲気ではなかった。

その日はおとなしくカレーを食べて帰り、自室でその店名を検索した。すると、タイマッサージもやっていると。しかもやたら安い。すぐにでも行ってみたかったが、私は空腹で行くことにしているので翌日にした。


練馬  チェンライ2/メンライ  飲み屋さんの名前がチェンライ2、マッサージ店がメンライ


22時近く。電話すると、今日は休みだと言う。駆け引き、というつもりはなく、ではまた今度、というと、今から用意するから30分後に来い、という。


マッサージの看板は特にないので、見知らぬ他人の家を訪問するようで緊張する。
ワンルームのなかではぽっちゃりした、かわいい色白の嬢が迎えてくれた。

ヒトミです。二回目ですよね?

他人の空似か、一回目と二回目に違いがあるのか、とかぎくっとしたが、初めてだと答えた。


この嬢はサイトで紹介されているが、実物はずっと若くかわいい。

お茶をもらって会話しながらコースを説明してもらう。
挨拶の発音をしきりにほめられたが、嬢の日本語の足元にも及ばない。日本語を勉強して八カ月というレベルではない。

素敵だったフレーズ。

「上も下も暇。」

なんか下宿屋のおかみが「上も貸します、下も貸します」と言うのを連想した。

ためになったタイ語。

凝ってる場所を聞かれ、ゴン(尻)、と言うと、笑って、それは少しだけ品のない言い方だという。上品な語彙は、と教えてもらったが忘れてしまった。

料金後払いでマッサージは始まった。


本来は休業だったせいで、暖房が行き届いていずとても寒い。毛布をかけてくれてそこに手を突っ込んで揉んでくれた。
仰向けスタートだったのは初めてだった。流派とかの違い?


ナッタポーンほど上手いとは言えないと思うが、充分に強揉みで、凝りをその場でつぶしていくようなスタイルだった。

会話中、オイルもいいよ、と何度か言われたので次来る時はそうしてみよう、と思った。
ありがたいことに、終わり際、お試しでオイルマッサージとバームマッサージをしてくれた。

尻が疲れていると言ったせいもあるが、パンツを下げられ、なぜか、すごく尻を広げられたのが恥ずかしかった。

本来は「真ん中だけ」(嬢のフレーズ)隠すらしいが、タイ式の流れでのサービスだったので、パンツをおろしてやってくれた。


終了後、熱い緑茶をいれてもらって談笑。

施術で疲れた嬢が伸びをすると立派なタオノム。しきりに伸びをするので、再訪を決意する。

ティータイムを設けるなど、癒される。スナック接客をしているからか。

料金を支払って帰ると、飲み屋からもお嬢さんやママが出てきて挨拶してくれる。中にすごく美人な娘がいてはっとする。

書いてて行きたくなってきた。


隙だらけのような、そうでもないような、不思議な印象を残す店でした。

追記:2012年現在


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練馬 ナッタポーン [練馬]

浅い経験からですが、現時点で最も施術に満足いくお店、少なくとも私の身体に合うお店は練馬のナッタポーンです。

練馬のメイチャンでタイ古式マッサージに感銘を受けて以来、韓国や中国の方にやってもらったこともありますが、それらのお店はリラクゼーションやアカスリや発情がメインで、やはりマッサージを第一義に謳うタイ式は疲れの取れ方が格段に違うと思いました。疲れをとる、という目的の上では、日本の鍼灸や按摩などの免許制の施術など受けてみたいと思いますが、長時間×強揉み、の効果を越える正攻法はあまり思いつきません。その意味で、特殊な施術、針を刺すとか、内臓をいじるなどは未経験ゆえ幻想もあり、是非行ってみたいです。内臓をいじる、というのは具体的には、

前立腺です。


効果は局所的でしょうが、新しい身体のドライブ方法を知りたいのです。




そろそろ日中も涼しく過ごしやすい気候になったな、と感じる頃だったと思う。起床すると恐ろしいだるさを感じるようになった。足が重く歩きにくい。シャワーで体をほぐし、それから2~3時間してようやく仕事に集中できるようになる、そういう体調が続くようになった。

世間一般より遅れて入学した大学は夏季休業的なスケジュールだったが、夜間の立ち仕事は慢性的な人員不足で残業が続き、塾などのアルバイトは夏休みの稼ぎ時だった。真夏は血管が膨らんで血行が良いのか体調が良いのだが、そのつけを払う時が来たのかもしれないと思った。

私は近所のタイ式メイチャンに出かけようと思ったが、営業時間が短くなっていて(その時期だけだったと思う)、希望の2時間コースは受けられないと言う。それでナッタポーンへ電話した。不思議な語感の店名だが、検索にかけると人名がヒットするので、日本で言う佐々木マッサージ、とかそういう感じかなと思う。



練馬 ナッタポーン

初めて行ったのはいつか忘れた。
2009年の秋ごろ。



場所は練馬駅から東にすぐの雑居ビルの3階。緑と赤の看板だがけばけばしくはなく、ずん、と暗い。他の階にはあやしげでときめいてしまうようなお店が入っているようだった。(後に行くことになる)


電話ですでに初めての来訪であることを伝えてあり、玄関に立つと昔はかわいかったっぽいグラマラスなおばちゃんが迎えてくれて、マッサージだけのお店だがいいか、と確認される。
やましさがどこからはみ出ていたのだろうかとうろたえたが、爽やかにうなづいたつもり。


ちなみに、サイトでは通常価格に割引クーポンが添えられているが、クーポンは必要なかった。常にクーポンメニューで施術してくれる。

結局私はこの店にちょくちょく通うことになった。


メニューは毎度130分タイ古式。


この店が自分に合う、と感じたのはソケイ部のリンパ圧迫開放の施術で、例の血液の走り方が尋常ではなかったこと。足指の先まで行く。

背骨付近の施術の圧力が非常に深い(強い、というより深い)こと。

初回のこの二つの印象で、上手いんじゃないか、ここ、と思って通うようになった。


最近ナッタポーンのサイトにはスタッフページが追加されたが、おそらくこの4名全員に施術してもらったと思う。メガネをはずすのと、このスタッフ写真がお化粧しすぎで原型をとどめていないので自信薄。
一番左(多分ママさん)の方と右から二番目の方はオプション的にだが、おそらく全員がある水準以上の技術を持ってらっしゃる感じ。

※2012現在スタッフ写真はなくなっている。


オプション的に、というのは、私の体がガチガチになりすぎていて、130分でほぐすのは間に合わないと判断され、二名同時にやってくれたことがあったこと。


感銘を受けた体験として、腹マッサージ。整腸のためではなく、腰痛解消のための技術だという。

空腹状態であることを確認され、胃のあたりに指を突っ込まれる。不思議と痛くなく、深い場所に拍動と微妙な疼痛。イメージとしては腹側から背骨をつかまれる感じ。
それまで施術していた写真右はじの大柄な女性がママを呼んで、腹のツボをママに確認しながら、二人でやってくれた。
秘技って感じ。



確実に疲れがとれるので寒くなってきたら、また頻繁にお世話になりたいが、いろんなお店を探してみたい気もする。


なんか面白みなくほめてしまったかしら。

勃起したら、ポンポンってやってくれる器量の良さもありました。
2人がかりでやってもらった時は、羞恥!って感じで身もだえ。


なんか勃起勃起書いてる気がしてきたな。
効果を重視するいいお店なのできわどい場所でも必要ならごりごりやってくれて、結果たっちゃうんですよ、と言い訳。


ところで、私は指が長い。以前、指が長いねえ、と言われた。その時、なぜか耳をみられ、ふーんやっぱり、という顔をされた。

タイでは指と耳の関係に何かあるのでしょうか?

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練馬 メイチャン [練馬]

というわけで、私は、陰毛張りつくプールのシャワー室で、今日だな、今日行こう、と思ったわけです。

アパートに帰るや否やアズスーンアズシャワーで塩素臭さをあらためて洗い流し、男の身だしなみとして爪を切り、礼儀としてタイ語を仕込み、店舗を決める。

ちなみに覚えたタイ語は、

こんにちは。サワディクラーップ
ありがとう。コプクンクラーップ
ごめんなさい。コートゥクラーップ
体の各部位。

http://nega.jp/qq?q


動画サイトなどで発音を真似したが、よく知られたコップンカーの、最後、カーのところ、そのままでは女性形と区別がつかないので、ネイティブには野暮ったいとしても、クラーップという感じで発音したら、ほめられたよ。

タイ語練習に時間を使いすぎ、近場のお店をピックアップし、あとは店構えで決めようとアパートを出る。


ルアンタワン、ナッタポーン、メイチャン、の3店が検索に引っかかりやすかった。
ルアンタワンはなんかポップで、繁盛ゆえ荒れてたらやだな、ナッタポーンは場所や看板がディープだな、みたいな感じでメイチャンへ。

タイ式とオイルは、興味を満たすためタイ式。初めてだし様子見と効果への期待と懐具合の折衷案で90分を選ぶことにして出発。


練馬 メイチャン

2009/6/19ごろかな。三沢色の水泳パンツ買ったころだし、そのころ三沢氏は鬼籍に入られた。
金曜の夜だった気がする。


時間は22時か23時ごろ。

路地の浅い場所に立つ小さいビルの2階。

店の前で緊張する。一度引き返しコンビニで小便をし、フリスク的なものを買う。電話をすると、日本語としては不明瞭に、ハイ、メイチャンです、と。


今から出来ますか。


はい、コースは?


会話としては自然なことだが、タイ式?オイル式?という二択問題ではなく記述式で出題された。

記述式は何でも書ける!

その自由度が緊張とかすかな下心でときめいている私をクラクラさせた。

どんなコースがあるんですか、と問い返し、第三のコースを口にしてもらう、そういう考えが浮かんで、この昆布野郎!根性無しが!クソだな!

自分への怒りと世界への謝罪、みたいな気分になって、私は裂ぱくの気合いとともに絶叫で応答した。


「あの、タイ古式90分で」。


どうぞ、今どこですか、というので、練馬駅です、と伝える。


店内はいかにも居住用という感じだが、清潔感があった。
年配のママさん的な人と、20代前半ほどにしか見えない、ムエタイのブアカーオ選手を薄くしたくらいの肌の色の娘。

こんにちは。

発音をほめられる。

初めてだ、とか、何歳だ、タイは行ったことあるか、好きなタイ料理は、とかテンプレートな会話をし、着替えを渡され、カーテンで仕切られた部屋で着替える。なぜかカーテン半開きで、2人がちらちら見るので笑う。

たらいで足を洗う。若い娘が担当のようだ。若いですね、などと言ってくれる。実際は知らないが、客として私は相当若い部類だろうな、と偏見的に思った。

足指の股をきゅむきゅむ洗ってもらうところで勃起(爆)。


三室に隔てられた施術室の左端へ。右端は誰か寝ている雰囲気があるが、オーラ的に女性、と思う。タイ嬢が休憩しているのかな?


よろしくお願いします、も覚えてくるんだったな、と思いながら合掌し、日本語でいう。

うつぶせると、おばちゃんの方が割って入って来て私の体をあちこちさわり、はじめてだったね、と確認し、タイ語で何か娘に話す。強めで大丈夫?と言われ、うなづく。肉質とか関節の柔らかさを診たのだろう、と思い感心する。

足の先から始まった。びっくりするほど力が強い。そして気持ちいい。ふくらはぎや太ももの側面は悶絶するほど痛いが、私は痛みに強い性質なので、力を抜いて受ける。

腰。背骨の左右で盛り上がっている部分を押される。そこだけ重力が変化したような深い圧力を感じ、これはいいものだ、と一発でタイ古式マッサージのファンになった。

半睡するには痛みがあるが、それでもアルファ波的なものがぶんぶん出ているので会話はそれほど出来なかった。やらかいですね、と言われたり、サバーイといったらクスクス笑ってくれたりとかそんな感じ。


仰向け。


足の先から。嬢の太股がこすれる。薄いトレンカ?だか何とかという施術着の質感がこそばゆく、すりすりしてしまう。
記憶があいまいだが、仰向けになる前後あたりから、おばちゃんが会話に入り始め、カーテン入口に座る。なんですかね、これからいいところ、かもしれないのに。

ソケイ部。

腿の付け根を両手で圧迫され、開放とともに足を持ちあげられる。すると、ざあああああ、という音が聞こえるような勢いで、付け根から膝の方へ液体が走る。びっくりした。複雑に張り巡らされた血管の一本一本の場所がわかるようだった。

完全に勃起。

このときのためにあるのか、と、ごめんなさい、を言う。
かわいく嬢が笑う。
なぜか、ババも笑う。

若いからね、とか言って、その後、私がこの店、あるいはあらゆるタイマッサージ店にくぎ付けにされる一言を言い放って、おばちゃんは退散する。


曰く、「いいことあるかもよ」


そのあたりから、私は下垂体かどっかに腫瘍かなんかできてしまって、記憶は薄ぼんやりで、嬢とおばちゃんの会話にコントームという発音を聞いたり、いずれにせよおかしくなってしまったが、健全にマッサージは終了した。

仰向けのマッサージ中はしょっちゅう勃起したが、嬢はきわどい場所もきわどく真剣にやってくれた。


終了間際に、嬢が部屋を出てタオルなど持ってきたので、いよいよ何かはじまるのか!、と、ぞくっとしたが、顔や頭のマッサージ用具だった。

これも気持ち良く、終了後にメガネがぶかぶかだった。いや、マジで。こんなに顔って膨らんだり縮んだりするのか。


お茶とお菓子を頂いて帰る。
基本的に、施術以外の接客はおばちゃんがやってくれたが、その間、正座としゃがむのとの中間の姿勢で静かにしている嬢が可愛いかった。細い体つきだったが、どうしてあんなに力が強いのか不思議に思う。

帰り道は体じゅうぐにゃぐにゃで力が入らず、余韻も3日くらい残った。揉み返しなどはなく、数年ぶりに、軽い体、というものを取り戻してうれしかった。

そうだ、昔はこんな体調だったな、そういうのがうれしかった。


結局、マッサージの効果は続き、私は気温が高いと筋肉や関節の調子がいいので、秋ごろまで数か月マッサージ店に行く機会がなかった。


このときの担当は誰だったんだろう。極度の近視で、休日はメガネなので、顔を覚える時間があまりない。
ちょっと黒くて細い娘だった気がするけれど。

言ってみれば初体験の相手。

その後5回くらい通ってるはずだけど再会してはいない。
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